木のもつ独特の風合いに魅せられて以来、天然木の製材、乾燥、漆器木地の開発、製造を手がけてまいりましたが、住宅建設に不可欠な樹齢の長い木材は慢性的に不足気味でした。
そこで、自然保護のためにも天然木に代わる素材を模索し、1983年からMDF(Medium Density Fiber Board/中質繊維板)の立体加工の研究開発に着手いたしました。
10余年に及ぶ試行錯誤と研究の末、その積層化と立体加工技術の実用化(製法特許取得)に成功し誕生したのが「堆輪木」(ついりんもく)です。 その後、切削のための刃物開発や防水加工、割れ、歪みの防止に苦心し、技術研究を重ねた結果いずれも克服し、ノンホルマリン(F☆☆☆☆)の建築・土木関連商品「コンウッド」の開発に成功いたしました。
NSDは、MDF「コンウッド」の技術を生かし、防火認定(防火設備)、防犯性能建物部品登録(A種)更には、防音試験(T-2)合格や断熱試験(H-4)合格などの品揃えを行ってまいりました。 間伐材や植林した幼年期の樹木繊維を材料に天然木のぬくもりを伝える「環境に優しい商品・コンウッド」。 これからもより良い環境に優しい商品の開発を目指して、技術の向上に努めてまいります。
コンウッドに使用されているファイバーボード(MDF)は、
グリーン購入法の特定調達品目(資材)の指定品です。